社屋の空きスペースを社会のために!!②
家族にとっての「幸福の城づくり」
HORI建築の譲れない部分は、家づくりを通して、どれだけ家族にとっての「幸福の城」をつくることができるか、ということだそうだ。家づくりを単に「家をつくること」だけとは考えていない。シックハウスになる家は絶対につくらないという点に、そうした会社の方針がよく表れている。HORI建築では、コストと効率を過重視し、化学物質で溢れた住環境をつくるのでなく、住む人の成長や健康を考え、建材も吟味しているとのことだった。
なぜそこまで住む人目線で家づくりを考えるようになったのであろうか?きっかけは、自分の認識不足に気づいたことだったそうだ。人間は、1日に水を2キロ摂取するのに対して、空気は約20キロも吸っている。我が家での日々の暮らしを通して、空気と共に多くの化学物質を取りこみ続けた結果、どれほど人体に悪影響を与えうるか、ということを知ったことが転換点だったと社長は語る。
こだわりの家づくりを通して一番良かったことは、まず住む人が健康になったことだそうだ。そして、家に対する評価が、建物のカッコ良さという外見的な「モノ」の満足から、家の中での暮らしの追求である「コト」の満足に変わってきていると感じているそうだ。例えば、その家に住むことによって、子どもの疾患がよくなって心身ともに健康になり、今まで出来なかった暮らしができるようになることなどだ。
お客様一人ひとりにどれだけ誠心誠意接していくかが課題と話す社長。今後も素足で歩けるほど美しい現場管理と徹底した品質管理を行うとともに、家づくりの講習会を開き、建築工事の質向上に努めていく考えだ。
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3に続く)
(語る堀昌彦社長 )